「戦前のモーター付き家庭用シンガーミシン展示」
東京都板橋区在住の馬淵 勇様より戦前のモーター付き家庭用シンガーミシンの寄贈があり、
当センターロビーに展示しております。
馬淵さんのお母様が昭和14(1939)年に入手され、当時大阪に住んでおられたことから
神戸に何度も勉強に行かれたそうです。
まだ、太平洋戦争は勃発しておりませんが、軍国主義が強くなり、これが最後の輸入品になりました。
<モーター付き家庭用シンガーミシンの特徴>
1. 足踏みミシンが主流の時代、卓上型は本当に珍しい一品です。
また、西洋人には想像できなかったでしょうが、座り机で活用していた。
2. 電動コントロールレバーを押すとスタートし、離すと自動的に停止する。
そして、速度調整も出来、当時としては、画期的技術であった。
3. モーターの銘盤には、SINMACO GREAT BRITAINとあるので、製造されたのは英国と推察される。
匡体 横50㎝ 幅21㎝ 高さ34㎝
前面と膝レバー
背面
内部
ボビンケース
付属品
2012年7月5日10:47 AM